セキュリティについて調査していたところ、こんな記事を目にしたので記録しておく。
『Lenovo幹部が「中国ではバックドアを仕込んでるけど他の国ではやってない」ことを示唆』
「中国で開発されたチップにバックドアが仕込まれている」と言う話は何年も前から耳にしている。「あの国ならやりかねない」とか「噂に過ぎない」など色々な見方があったので何をいまさらと言えばそれまでなのだが、こうして Lenovo の CTO が口を滑らせたとなると国策としてそう言う土壌が出来上がっている事になる。
『サーバ用マザーボードに不正なマイクロチップ、中国軍がバックドアに利用か AmazonやAppleも利用――Bloomberg報道』
『AppleとAmazonが全面否定する中国不正チップ疑惑、米政府が両社を支持』
『中国が米企業のサーバーにマイクロチップを埋め込んだハックは本当でなくても壊滅的?』
ましてこの記事の様な出来事があるとするなら、深刻な問題として考えざるを得なくなってしまう。
これらの記事から伺い知る事の出来る点は二つ。
・バックドアチップは開発されていた
・躊躇無くそれらを仕込む土壌が出来ている
この事から推測するとこうなる。
・工場の生産ラインをバックドア・チップの有無に合わせてわざわざ二つ用意しない
となると「我が社では現地の状況に合わせています」の言を信じるならば
・バックドア・チップのアクティベーションは状況に応じてソフトウェアで行っている
と考えるのが妥当だろう。それが一体いつどの様なタイミングで発動されるのか知る由も無いが、そのリスクは常に付きまとっていると結論付ける事が出来る。
困った事に先日「ThinkPad P1」を購入してしまったばかりだが、「大和研究所」で開発された製品だから大丈夫だと楽観的に考えるか、現地生産だから信用できないと考えるか……信じるか信じないかはあなた次第です。(金曜日にやってたなぁ)
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